「コルキットを作ろう!」その1
某技術交流会会長のコルキット4センチと架台を改造し、望遠鏡ケースも製作させていただきました。

まず、標準仕様のコルキットをみてみましょう。
観測には十分なのですが、少し改良してみたい点もあります。

改良ポイント
@鏡筒にキャップがない!→木工で作ります
A架台の意匠と使い勝手をよくしたい。
*値段から見て、よくできた架台なのですが、観測機材にふさわしい外観になるように加工し、大幅に
 グレードアップします。
・雲台を製作し架台と鏡筒が分離できるようにします。
 →これにより、カメラ、ビデオなどもカメラネジで取り付けられます。
・補強木を入れ、薄板で隙間を隠します。
・脚の上部、ならびにつま先を75度にカットし、不安定感を解消。
・脚のつま先には、ゴム板を取り付けました。
B鏡筒、アイピースの保管用に収まりのよいケースを製作します。
A.標準の鏡筒と純正架台
完成品
B.改良後の鏡筒と改造架台
全体像です
架台のみを見てみます。
脚の裏面の補強もみてください。
*全体的に非常にがっちりし
ています。
雲台部分をみてみます。
1/4インチうちわネジで
カメラも取り付けられます。
三脚上端も75度斜めに
カットしてあります。
三脚先端には、ゴム板を
はりつけました。
これで、きれいなフローリング
の上においても大丈夫!

鏡筒には木製のキャップを取り
付けました。
3ミり、12ミリ合板をホールソウ
で抜き、
6ミリ木ピンで固定したものです。
C.今回製作した鏡筒&アイピースケース
12ミリコンパネの木目のきれいな部分を選別し、3ミリのベニヤ板を貼り付けています。
お決まりのパッチン錠、蝶番に木製取っ手、これで決まりです。
紙筒望遠鏡でも、ケースに入れると宝物に見えてくるから不思議です!!

外観はこんな感じ!ニスを塗った
らもっと豪華に仕上がるでしょう!

内部はこんな感じです。
アイピースは12ミリコンパネを
ホールソウで抜いて、フエルト
で、隙間を調整して固定してい
ます。